無利息になるカードローンがある?状況に合わせてお得に利用しよう!
カードローンの中には期間限定ながら金利が0つまり無利息になるものが有ります。ただこれを有効に利用するためには事前に仕掛けをよく理解しておくことが必要です。
無利息期間が有るカードローンは、かなり大手の金融機関で、ほとんどは初回の利用限定で無利息になるようになっています。しかし中には何度も無利息になる期間が有るものもあります。
また無利息期間といっても多くは初回限定ですから、無利息期間だけを重視してカードローンを選ぶべきではありません。無利息期間後のことも考え、自分にとって使い勝手が良いものを選ぶ事が重要です。
上手に選んでカードローンを有利に便利に利用するようにしてください。
無利息を売りにしているカードローンが有る!通常は期間限定
カードローンを探しているとたまに無利息という文字が目に入ってきます。本当に無利息でいいのかと思って良く説明を読んでみると、多くの場合一定期間という制限が付いています。
したがって将来利用する可能性が有るから、今のうちに申込みだけやっておこうということで契約してしまうと、使う頃にはもう無利息期間を過ぎてしまっているということになる場合も有ります。
無利息期間を有効に利用するのであれば、こういった点も考慮しなければなりません。また無利息だからと言って借りる必要もないお金を借りてしまう人もいますが、お金は安易に借りるものではありません十分注意してください。
初回限定というのが普通だが何度も無利息になるカードローンもある
無利息期間を持っているカードローンには次のような種類が有ります。
- 契約日翌日から無利息になるもの
- 初回の借入日翌日から無利息になるもの
- 無利息期間は短期間だが何度も無利息を利用出来るもの
金融機関というのはお金を貸して利息を付けて返済してもらうことにより利益を上げていますので、本来無利息にしてしまうと利益を上げることができません。
それなのになぜ無利息にしているのかと言うと利用者を確保するためです。銀行がカードローンに参入するようになって、カードローンを扱う金融機関は格段に増加しました。
その中で利用してもらうためには何か目を引くようなことをしなければなりません。そこで多くの人が気にしている利息という点を利用して無利息ということにすれば利用者に与えるインパクトが大きいというわけです。
無利息期間を有効に利用するには仕掛けを理解する必要が有る
そこで初回の利用だけでも無利息を上手に利用して有利にお金を借りようと考えた場合、様々な仕掛けが有る事をあらかじめ知っていなければなりません。
例えばカードローンの契約をしたが、初回の利用は100日後だったとすれば、契約日翌日から30日間が無利息期間という仕掛けのカードローンだとすれば、利用するときには既に無利息期間は終わっています。
したがって、こういった無利息期間を有効に利用するためには、借入直前に契約するような利用方法を取らなければなりません。
また短期間の無利息期間を何度も利用できるようなカードローンであれば、少額利用ですぐに返済するような利用方法であれば、工夫すれば常に無利息でお金を借りることも可能です。
このようにカードローンの無利息期間を有効に利用するには、申込時期も重要になりますし、利用方法も無利息期間の仕掛けに合っているのかよく検討しなければならない訳です。
無利息と言っても安易な利用をしてはいけない
ただし、無利息と言うとお得な感じがして、つい使いたくなって特に急ぐ必要もないのに借入れをするような人がいますが、無利息であろうがなかろうが借金は借金だということを忘れてはいけません。
ですからどういった好条件であろうが、借りなくて済むのであれば、借り入れなどしないほうが良いのです。その点を忘れない様にしてどうしても必要な時に有利な借り入れをすることを考えてください。
利息は次の計算式で計算されます。
金利は通常年利で表されますから、借入期間も年単位で計算することになります。例えば30日間借りるということは借入期間は平年の場合で30/365ということです。
カードローンの場合には月々分割で返済することになりますから、1月分返済すれば、多少元本が減って翌月は減った後の元本で計算されます。
したがって途中で新たな借り入れをしない限り、徐々に元本が減っていき利息もその分減っていきます。
たとえばリボルビング払いで返済する場合、月々の返済額は一定になりますが、利息分は徐々に減って行く訳ですから、返済額の内訳は毎月変動して、徐々に元本の返済分が増えていくことになります。
無利息になるカードローン!大手金融業者なので安心して利用出来る
無利息になるカードローンにはいくつかの種類が有り、それぞれ、誰でも日常的に名前を聞いているような大手金融機関が提供しています。
まず最も多いものは契約後一定期間あるいは初回利用日以降一定期間となっており、それぞれ30日間となっています。
次に契約後一定期間というところは同じですが、利用条件が高額利用の場合には短期間、あるいは低額分だけを長期間無利息にするというような2種類の無利息方式が用意され利用者が選べるようになっているものも有ります。
さらに1回の無利息期間は一週間と短いながら、一定期間が過ぎれば再度無利息期間が利用できるようになっていて何度でも無利息期間が利用できるものも有ります。
無利息期間が有るカードローン
何らかの形で無利息期間が有るカードローンには次のようなものが有ります。
カードローン | 無利息期間 | 無利息の開始 | 金融機関の種類 |
---|---|---|---|
プロミスのカードローン | 30日間 | 初回借入日翌日 | 消費者金融 |
アコムのカードローン | 30日間 | 契約日の翌日 | 消費者金融 |
ノーローン | 7日間、完済翌月以降再度7日間(何度でも) | 借入日翌日 | 消費者金融 |
新生銀行カードローン レイク | 30日間あるいは5万円まで180日間 | 契約日翌日 | 銀行 |
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング | 30日間 | 契約日翌日 | 銀行 |
愛媛銀行 ひめぎんクイックカードローン | 30日間 | 契約日翌日 | 銀行 |
どれも大手金融機関で、無利息で提供できるだけの資本力が有るということです。
初回だけ無利息になるカードローン
無利息期間という場合、最も多いのがこの初回だけというもので、先ほど言ったように、宣伝効果を狙って利用者を呼び込む目的が大きいものです。
通常契約日の翌日から数えて30日間、あるいは初回の借入日翌日から数えて30日間の2種類に分かれます。
ただし初回だけというと語弊が有るので説明しておくと、30日の間に借入して返済して再度借入れすると言う使い方も有るので、そういう場合2度目が無利息期間になるかどうかはそれぞれ違います。
契約日翌日から30日間と言っている場合は2度目も30日経過前であれば無利息になる場合がありますが、初回借入時から30日と言っている場合には初回だけということになります。
無利息期間を選べるカードローン
初回限定で利用できるところは変わらないのですが、新生銀行カードローン レイクの場合には借入額全額を契約日翌日から30日間か、借入額のうち5万円までを契約日翌日から180日間かを利用者が選ぶことができます。
この場合、借入額によってどちらが得になるかが変わってくるので、レイクのホームページにあるシミュレーションでよく確認して選ばなければなりません。
どちらを選ぶべきかは難しいところですが、選び間違うと損失に繋がってしまうことになりますから慎重に確認して下さい。
ただし契約内容によっても利用出来る無利息期間が決まっているので詳細についてはホームページなどで確認しておくようにしましょう。
何度も無利息になるカードローン
無利息期間を持つカードローンで異彩を放っているのがノーローンです。
他の無利息期間というのは期間限定の利用ですが、ノーローンの場合には何度でも利用できます。
無利息期間は7日間で、以前はいつ利用してもまた7日間は無利息だったのですが、貸金業法の改正で金利が抑えられてしまったことで、再度無利息になるのは完済翌月以降という条件が付くようになりました。
このノーローンをうまく使うとすれば、たとえば給料日7日前に借入れして給料日に返済してしまえば、翌月にはまた同じように利用することができますから、いつも給料日前に金欠になる人にはもってこいでしょう。
無利息を利用する場合の注意事項!有効に利用するには
このように無利息期間が用意されているカードローンがありますが、有効に利用するためには注意しなければならない点が何点かあります。
まず注意しなければならないのは無利息期間の開始日で契約当日あるいは翌日、初回利用日など様々で、まず確認しておく必要が有ります。
次に様々なカードローンの無利息期間を次ぎ足して長期間無利息での利用を画策しても、短期間に何件もカードローンを契約することは難しいため、必ずと言って良いほど失敗することになります。
また無利息期間なのに提携ATMを利用したのでは利用手数料がかかってしまい、無利息が無意味になってしまうことも有ります。
無利息期間の開始日に注意
初回だけと言っても無利息の開始日には契約日翌日と初回借入日の翌日の2種類が有ります。どちらの場合も期間限定となり、この間は利息が付きません。
例えば30日間の無利息期間で契約日の7日後に借入れしたとして100日後に完済したとすると、まず契約日翌日から無利息期間が開始される場合、
次に借入日翌日から無利息期間が開始される場合、
となり、前者は77日間、後者は70日間利息がかかるということになり、この場合後者の方が無利息期間を有効に利用したということになります。
したがって契約日翌日から無利息期間が開始されるカードローンを利用する場合には、予め借入れ目的が有って、契約後すぐ借入れできる様に検討しておけば有効な利用ができるということです。
このように無利息期間を有効に利用するのであれば、無利息期間の開始日に注意が必要なのです。
無利息期間を継ぎ足して長期間無利息で借入れできるか
ではここで知恵を働かせて、あるカードローンの30日間の無利息期間を利用したうえで、30日経過する寸前で別のカードローンを契約し、借り換えしてさらに30日間無利息で利用するというような事を考えたとします。
一見良さそうな案に見えますし、うまく仕掛けて様々なカードローンを利用すれば100日以上無利息で使えるように見えます。仕掛け的に言えばこれは可能なのですが、実際にはうまくいきそうにありません。
これはカードローンというのは短期間に何件も利用しないように、申込み情報が信用情報に6か月を超えない期間で記載されるためす。
短期間に何度も借入れするのはお金に困っていると解釈され、金融機関は、この記載が有るうちはカードローンの審査には通さないのが普通です。
このため30日の内にこの情報が消えない限り、この方法は成功しません。
なかなか良さそうな計画に見えましたが残念ながら現実には実行は難しいのです。
信用情報は利用者の金融取引の状況を格納しておくデータベースで、通常のローンの返済情報、ローン返済の滞納や債務整理をしたというような情報を金融機関間で共有するためのものです。
金融機関はこの情報を利用して、申込者の信用を審査し、問題のある情報が記載されている場合には審査を否決することが有ります。
ATMの利用手数料を払っては無利息期間が台無し
もう一つ無利息期間の利用で注意しなければならないこととしては、ATMの利用手数料が有ります。無利息期間で利息が付かないことに喜んでいても借入れに使ったATMが提携金融機関のATMでは手数料が必要なのです。
通常110円なのでそんなの無視できると思っている人も多いかもしれませんが、利息が掛ったとしてそれと比較してみるとびっくりします。
そこでいま5万円を年利15%で30日間借入したとしてこの間の利息を計算してみましょう。
つまりこの場合、利息は616円となり無利息になると616円お得になる訳です。ところが借入と返済に2度提携ATMを利用したとするとそれだけで220円になります。
借入金額がもっと少ない場合は、お得になる利息分は減りますが、手数料は変わらないので、さらに差は縮まります。このため利用方法によっては手数料が利息に対して無視できない程度の金額になる訳です。
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無利息期間だけを考えてはいけない!利用方法でお得なものを選ぼう
もう一つ重要な点はカードローンと言うのは初回の無利息期間だけの利用では終わらないということです。ですからカードローンを選ぶ際には無利息期間だけではなく、その後の適用金利についても把握しておかなければなりません。
また使い勝手も重要で、無利息期間が有るからと言って、自分の周囲には手数料のかかるATMしかなかったというのでは使い勝手は良くありません。場合によってはのちのち利用しなくなってしまうかもしれません。
また無利息期間が終われば、今度はしっかり利息を取られますから、安易な利用をせず、自分の返済能力も考えて計画的な利用を考えるようにしなければなりません。
無利息期間後の金利を把握しておこう
無利息期間の利用を考える場合に重要になるのが、無利息に隠れて忘れがちな無利息後の金利についてです。確かに無利息ならその間は有利な借入ができますが、その後の金利が高かったらあまり意味が有りません。
そこで先ほどの無利息期間を持つカードローンの金利を次に示します。
カードローン | 金利 |
---|---|
プロミスのカードローン | 4.5%~17.8% |
アコムのカードローン | 3.0%~18.0% |
ノーローン | 4.9%~18.0% |
新生銀行カードローン レイク | 4.5%~18.0% |
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング | 2.5%~18.0% |
愛媛銀行 ひめぎんクイックカードローン | 4.4%~14.6% |
このように金利にはそれぞれ大きな幅が有りますが、無利息期間を狙うような初めて利用する人の場合には、通常大きな利用限度額は与えられず、それに見合った金利としては最大金利が適用されます。
このためひめぎんクイックカードローン以外はほぼ18%程度の金利が適用されることになります。
これに対して通常の金融機関の場合の最大適用金利は概ね次のようになっています。
金融機関 | 最大金利 |
---|---|
銀行 | 15%弱 |
消費者金融 | 18%程度 |
したがって無利息期間は良いのですが、それ以後の利用では例えばメガバンクのカードローンのほうが金利的にはお得な利用ができる可能性が高くなります。
自分の利用しやすいものを選ぶべき!他のカードローンも研究しよう
ですからカードローンを選ぶ場合には、無利息期間だけの利用で終わらせるのならばそれで構いません。
しかしそれ以後も使い続けるつもりでいるのであれば、他のカードローンについても調べて自分の使い勝手が良くお得なものという視点で選ぶ必要が有ります。
たとえば無利息期間がるために選んだカードローンが近所のATMでは手数料が掛るとすれば、無利息期間が過ぎれば手数料と利息と両方が掛ってくることになり、とても使い勝手が良いとは言えません。
したがって無利息期間に目が行くとしても、その他と比較して使いにくいと判断したらそれを選ぶのは得策とは言えないでしょう。長く利用するつもりでいるのであれば、あえて無利息期間は考えないほうが良い場合も有るでしょう。
無利息期間後も安易な借り入れをせず計画的に利用しよう
また無利息期間であっても必要のない借り入れはしないようにと説明しましたが、無利息期間後は利息がかかってくるわけですから、さらに利用には注意が必要です。
安易に借入れをして、返済に行き詰ってしまった場合、無利息期間以後は取れると思っていた利息が取れませんから、金融機関のほうは利益を上げることができず、回収は厳しさを増すでしょう。
したがって、無利息期間も同じ事ですが、それ以後も借入れ前には返済計画がどうしても必要になります。無利息期間で気が緩んで安易な借り入れをしていたとしたら、その延長で利息がかかるようになっても安易に借入してしまう人もいるのです。
それを防ぐためには、無利息期間の内から借入れ前には返済計画を立てて返済が確実に行える見通しが立たない間は借入れしないということを徹底するようにして下さい。
ここで無利息期間のあるカードローンの利用方法について纏めておきます。
- 無利息期間は通常は期間限定で上手に利用するには仕掛けを理解する必要が有る
- 無利息期間は初回だけのものや何度も利用できるものなどが有る
- 無利息期間を有効に利用するためには無利息の開始日やATMの利用手数料について注意する必要が有る
- カードローンを選ぶ場合には無利息期間だけでなくその後についても考えておく必要が有る
無利息期間は有利な利用ができますから、予め良く調べて機会を逃さず有効に利用できるようにしましょう。