今すぐお金が必要ならココ!5分でわかる解決方法

不動産を担保に借入できる!リバースモゲージの魅力はココ!!

皆さんは老後に余裕をもって生活する為、 どれぐらいの貯蓄をしていますか?公的年金の支給も徐々に減額される近年では、リタイア後20年間生活すると試算した場合、年金以外に必要な生活資金は2000万程度と言われています。

若い頃からコツコツ貯蓄できれば良いのですが、誰もがその様に生活できるとは限りません。では、貯蓄できず老後を目前とした人には、未来は無いのでしょうか?そんなことはありません。

現在貯蓄が少なく、老後資金が不足しそうだという人には、自宅不動産を活用するリバースモゲージで、老後資金を調達する方法があります。ここでは、リバースモゲージがどの様なものかを掘り下げ考えていきましょう。

基礎知識!リバースモゲージは不動産担保のローン商品である!

リバースモゲージという言葉を知らない人も多いかと思いますが、リバースモゲージとは、自宅などの不動産を担保にしてお金を借入れする、年金制度の一種になります。

現金の収入が少ない高齢者などが、自己所有する家屋に住み続けたまま、現金の収入を確保できる方法です。

年金と同じ形式で金銭を受取る方法が一般的ですが、初回に一括一時金で受取る方法や、貸付限度を設定しておき、必要な時に必要な金額を引き出せるプランもあります。

おもに、銀行などで取り扱っており、これらの商品は「リーバースモゲージローン」と呼ばれ、不動産を担保としたローン商品の一つとなります。

日本のリバースモゲージは35年前に始まっていた!

あまり聞きなれない人も多い、「リバースモゲージローン」ですが、実は近頃の新商品ではありません。

アメリカでは1960年頃から始まっており、日本では1981年に武蔵野市の制度が全国初と言われています。その後、他の自治体や、信託銀行で取り扱いがありましたが、バブル崩壊における不動産の評価額下落によって、実質は取り扱い停止になっていたところも多かった様です。

日本でリバースモゲージが再び注目され始めたのは2000年頃からで、将来の公的年金への不安、医療費負担の増大など、老後の安定生活確保の困難さが社会問題となった為です。

当初は、地方銀行などが取り扱っていましたが、2013年頃に都市銀行が参入したことで、大きな注目を浴びる事になりました。

何に使うか自由だけれど、利用には一部規制がある

リバースモゲージで借り入れたお金の使い道は、基本的に生活費やレジャーなどに利用でき、基本は自由となります。ただし、事業性の資金や投資用資金としては利用できません。また、利用できる年齢は55歳以上のところが多く、高齢者向けの商品となります。

利用できる対象者は、以下の通りとなります。

  • 満55歳~60歳以上の人(利用金融機関により年齢は異なる)
  • 居住する不動産(自宅)に一人暮らし、又は夫婦二人暮らしの人
  • 担保となる不動産に、利用銀行の抵当権第1順位を設定できる人
  • 遺言信託を利用できる人(※)

※遺言信託とは

遺言によって遺産の管理を誰かに託すことを表す言葉です。ここでお話しする遺言信託は、信託銀行などが行うサービスであり、遺言書作成のアドバイス、遺言書の保管、遺言の執行までを一つの業務とみなし、総称して「遺言信託」と呼ばれています。信託銀行が行う遺言執行は、財産部分(金銭)のみとなり、弁護士が行う遺言信託とは異なります。

自宅を手放すことなく銀行から借入れできるリバースモゲージ

自宅を担保にすることでお金を借入できるから、住むところを失わず資金調達をできるのが魅力と言えます。

事前に利用者の信用調査などの審査があり、担保となる不動産の評価査定があります。信用調査が問題なくても、不動産の資産価値が低いと利用できない事や、希望金額より減額された形で利用する事になる場合もあります。しかし、こちらを通過できれば、契約の手続きはさほど難しくありません。

ここで、リバースモゲージローンを組む場合に、どの様な手続きが行われるか、簡単な仕組みをご紹介します。

利用できる対象者は、先に記載した通りですが、契約時の手続きはこの様な流れになります。

①担保となる不動産(自宅、所有不動産)に抵当権を設定する
②遺言信託の申込み

抵当権の設定などは複雑な感じがしますが、実際の手続きは司法書士などにお願いすることになりますから、利用者の負担はさほどないと言えます。

高齢者世帯に救いのリバースモゲージ

近頃は年金だけの生活では、生活資金が不足する人が多くいます。しかし、高齢者になるとカードローンなどは、年齢制限で利用できない事があり、資金調達に頭を悩ませる方も多いものです。

高齢であっても、元気で自分の身の回りのことが不自由なくできる人にとってみれば、カードローンの年齢制限は厄介なものだと言えます。

日本の金融機関では、65歳から70歳程度がカードローンを利用できる限界となります。

そこで着目したいのがリバースモゲージローンです。高齢者世帯向けローンなので、年齢のハードルが下がりますから、利用できる可能性がグッと高くなります。

リバースモゲージ取扱い機関が増加傾向で人気上昇中

地方銀行などに取扱いが多かったリバースモゲージローンですが、ここ数年で都市銀行も参入しました。今回ご紹介したい取扱い金融機関は、こちらの企業です。

  • みずほ銀行
  • 三井住友信託銀行
  • 三菱東京UFJ

上記の都市銀行3社は、基本的に東京または近郊在住(担保になる不動産の所在)の人を対象としてリバースモゲージローンを行っています。この3社の中で、利用できる地域の多いのは三井住友信託銀行となり、関東圏以外に愛知、京都、大阪、兵庫まで展開しています。

以下に、3社の利用条件などを簡単にまとめてみました。

会社名 対象年齢 担保 資金使途
みずほ 55歳以上 担保評価5000万以上 原則自由
三井住友信託 60歳以上 担保評価6000万以上 原則自由
三菱東京UFJ 60歳~80歳 不要、安定収入があれば良い リホーム、老ホーム入居資金に限定

借入れできる金額は、利用する会社の評価によりますが、どの会社であっても担保評価と同額を利用することはできません。貸付割合は様々ですが、大抵の場合、評価額の50%以下で設定されることが多い様です。

また、年一回自宅不動産の評価額の見直しが行われ、評価が上下すれば貸付(貸越)限度額がも上下するようになっています。

みずほ、三井住友信託に比べて、三菱東京UFJは資金使途が限定的である反面、公的年金などの安定収入があれば借入れ可能なので、リホームなどの目的でローンを検討している人には、高額な担保(不動産)を必要としないので、利用しやすいローンと言えます。

借り方いろいろ、返し方いろいろ、3つのパターンで利用できる

貸借の細かな規定は金融機関ごとに異なりますが、借入れ方法は、初回にまとめて資金を受け取るパターン、毎月又は毎年など定期的に一定額ずつを受け取るパターン、利用限度枠内で自由に引き出すパターンの3つのパターンがあります。

返済方法は毎月一定額を返済するパターン、利息だけを毎月支払うパターン、返済が一切不要なパターン(死亡後に、利息を含めて担保売却等により一括返済する)という3つのパターンがあります。

生活スタイルに合わせて、いろんな借入、返済ができます。

例えば、将来資産を残す身内がいない場合には、生前中は返済不要にしておき、死亡後に銀行によって担保売却、清算してもらうという選択肢もあります。

リバースモゲージのメリット、デメリットを比較!

ここでは、リバースモゲージのメリット、デメリットを考えてみました。

メリット デメリット
預金、年金が少なくても借入可能 融資を受けながら、生涯住み続けられる
評価額に対して、借入できる金額が少ない 変動金利が多く、金利も高め

リバースモゲージは、収入(年金等)が少なくても、不動産担保があるので、融資を受けられる可能性が高くなります。その一方で、借入れ金額はあまり高額を望めません。これは、貸したお金を死後になるまで回収できない、というリスクが金融機関に発生する為です。

長期間の融資ですので、金融情勢の変動の影響を受けやすいこともあり、変動金利にしているところが多いのもその為です。

住み慣れた家を手放したくないなら、リバースモゲージの有用性は高い

ゆとりのある生活をしたいけれど、住み慣れた家を手放すのは寂しいものです。しかし、お金を手に入れる為には、何かを手放さなければならないのも事実です。

60歳前後の年齢に達した今、自分の将来を見据えた時に、将来この家は必要でしょうか?この家に住み続けてくれる子孫がいるなら良いのですが、遺産相続によって金銭に変えられるだけだとしたら、この家は自分が存命の間だけあれば良いのかもしれません。

今の住環境を変えることなく、ゆとりのある生活を求めるのであれば、リバースモゲージローンを検討されると良いと思います。夢を叶えられる可能性がグンとアップしますよ。

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